めぐることば、旅立ちの時

作詞・作曲・編曲:BLUESYOPPY


key:C


僕が今大好きな君の家からは昔大好きだった人の家が見えます

あの娘に電話したときに聞こえた声は確かに君の声でした


二度と誰も好きにならないなんて言ってたのに 一人のほうが楽なときもあったのに

孤独な野望はもろくも崩れ去り君を好きになってしまいました


君のために書いた詞(セリフ)たちも誰かに向けて飛ばした音(メロディ)

いつか自分の足で歩き始めるでしょう

そしてまた僕の元へ帰ってきて悩みの種となるのでしょう



君が泣いていたこと誰かに聞きました それは寂しかったからなんだと聞きました

そのとき僕は何とか君の傍に飛んで行きたいとは思いました


「でもそれが単なる同情だなんて言われたら…」 そんな心のブレーキが僕を止めました

「同情(そのことば)」の意味をもっと早く理解していたら(わかっていたら) 同じ情(こころ)を持つことなんだと


うすぐもりの心で書き留めた言葉に秘めたひとつの願い

何処へ行くの?誰に宿るというの?

奇麗事だって言われても聴いてほしい

めぐる思い旅立つ前に



手を振って送ってくれる君の君の事想い上の空で

見覚えのある街並みに心重ねてみたら

心の隅で息づいていた懐かしい想いがよみがえり

君の目を見ることができなくなってしまいました



騒がしい部屋の片隅で君はひとり机にひじをついて窓の外を眺めてました

僕はそれを横目に見ながら一日の仕事を終え帰路につきました


僕が今大好きな君の気配(におい) 昔大好きだった気配(におい)よりも切なく

一歩踏み出す(たびだちの)時を移ろいながらも強く告げている そんな気がしました